会長ご挨拶
わが国は戦後、世界の他の国に例を見ないほどの復興と経済発展を遂げました。その結果、社会資本は整備され、また、官民問わず多くの施設が建設されてきました。
しかし、バブル経済崩壊後、我々を取り巻く社会経済環境は劇的な変化の時代を迎えました。少子高齢化による人口減少期への突入、情報化やグローバル化の進展、経済の世界的停滞など、大変厳しい状況下にあります。
こうした中、不動産は所有により総合的かつ効率的な利活用に意義がある、今のような時代を迎えました。元来のわが国の文化である「物を大切に長く使う」という概念が今こそ必要とされています。
ファシリティマネジメントは、既存の施設とその環境を最小のコストで長く使い続けるという考えが基本であり、施設戦略ともいうべきマネジメント手法です。
平成21年11月に、多くの皆様に支えられ「四国ファシリティマネジメント協会」を設立し、「公益法人日本ファシリティマネジメント協会」四国支所の認証を受けることを目指し、組織として全力で活動してまいる所存であります。
今後とも皆様方のご指導とご理解、ご協力を切にお願いいたします。
また、多くの方々が本会の趣旨にご賛同頂き、ご参加されることをお願いし、私のご挨拶とさせていただきます。
四国ファシリティマネジメント協会 会長
山下 幸男