特別講演会を開催いたしました
2024.04.20報告
香川県の“独立の父”である中野武営の業績について、高松大学・高松短期大学講師西岡達哉先生に講演していただきました。
(日 時)令和6年4月18日(木)18時30分〜19時30分
(場 所)サンポート高松シンボルタワー ホール棟62会議室
(主 催) 四国ファシリティマネジメント協会
(講 演)「中野武営は、なぜ香川県の独立に奔走したのか」
〜 幕藩体制の“しこり”の観点から 〜
(講 師)高松大学・高松短期大学 講師 西岡達哉氏
(概 要)
元高松藩士の中野武営(1848〜1918)は、明治時代から大正時代にかけて、日本の政界や産業界を牽引しました。衆議院議員や東京商業会議所会頭などの中央での活躍はもとより、百十四銀行、JR四国、四国電力などの現在の四国を代表する企業の創設にも尽力しました。講演の前半では、中野武営の業績を振り返ることで、人物像を紹介します。
さらに中野武営は、香川県を愛媛県から分離したことで「香川県の“独立の父”」と呼ばれています。しかしながら、彼が香川県の独立に奔走した理由は明らかになっていません。講演の後半では、江戸時代以来の幕藩体制の“しこり”によって行き詰まっていた県の運営を打破しようとした中野武営の労苦などに思いを馳せます。